失敗なし!スペインで炊飯器なしでお米を炊こう
炊飯器がなくてもお米は炊ける
スペインの普通の家庭やアパートシェアでは、日本のような炊飯器はありません。でも大丈夫。炊飯器がなくてもお鍋で簡単にお米が炊けます。お鍋で炊くと早いし、おいしいお焦げも楽しめちゃいます。
用意するもの
- スペインの米:2~3合
- 水:お米に対して1.1~1.15
- 鍋:テフロン加工でも普通の鍋でも。蓋があるもの。
お米の炊き方
- お米を研ぐ。時間があれば30分~1時間ほど水につけておきます。
- 蓋をして沸騰するまで中火、その後沸騰したら、出来るだけ弱火で蓋をしたまま火にかけます。
- 水分がなくなり、表面にポツポツと穴が出来てきたら、お米を食べてみて芯が残っていなければ火から下ろします。
- しゃもじで混ぜて蓋をしたまま10分蒸らせば完成です。
裏技
- ちょっと時間はかかりますが、火加減に自信がない場合は初めから弱火でもOK。
- 水分がなくなり表面にポツポツと穴が出来たら、ほんのすこーしアルデンテ状に芯が残ってるところで火からおろし、お鍋をいらない厚手のバスタオルや毛布に包みこんで15分蒸らします。こうすると熱が逃げないのでアルデンテ状のお米にじわじわ火が入り、さらに火にかけていないので焦げ付きも防げます。食べ物にゆっくり火を入れるこのエコなやり方は煮物にも使えます。
ポイント
鍋でご飯を炊くのに慣れないうちは、お米1に対して、水は1.1~1.15ぐらいと気持ち多め入れます。炊飯器で炊くときよりも水を多く入れるのは、万が一失敗した時も芯が残ったご飯にしないためです。これは慣れてきたら徐々に好みに合わせるといいと思います。寿司を作るときは固めで!
一食分だけのお米をおいしく炊くのは結構難しいです。また、5合など多めに炊く場合はかなり大きめのお鍋が必要になり、時間もかかります。慣れるまでは簡単な2合~3合炊きがおすすめ。多めに炊いたら、ご飯が温かいうちに一膳分をサランラップでくるんで冷凍します。コツはあまり高さを出さないこと。なるべく薄く冷凍すると冷凍も解凍も早く出来るのでエコ!
どうしてもガスでお米を炊くのに自身がない人は、レンジでお米が炊けるタッパーなどを日本から持ってくるとよいかも。
バレンシアで買えるお勧めのお米
バレンシア売られているお米は見た目は日本の丸米と似ていますが、スペイン料理用のお米。日本のように白米では食べないのでそのまま炊くと美味しくありません。日本のお米でパエリアを作ると美味しくないように、お米が美味しくないのではなく、料理方法が違うので仕方がないのです。
コスパの良い日本米「Hanabi」
バレンシアの北駅(Estación del Norte)に隣接する中華スーパー「HIPER ASIA」で購入できる日本米「Hanabi」。1箱(1キロ)2ユーロちょっとです。
高い物から安い物まで色々試しましたが、今のところコストパフォーマンスが一番よいのが「Hanabi」。お寿司やおにぎりも美味しくできます。
割安でスーパーで買える「SOS」
もっと節約したい!という方には、色々なスーパーで売っている「SOS」というお米を試してください。トップ画像の左上です。2キロ入りではなく1キロ入りもあります。
冷めるとイマイチですが温かいうちは美味しく頂けます。炊き立ては白米、そのあとはチャーハンや雑炊として食べるのがお勧めです。