フアン・カルロスさんのスペイン料理教室:西村ミツルさん
フアン・カルロスさんのスペイン料理教室レポート
今回のスペイン料理教室の生徒さんは、スペイン旅行中の西村ミツルさんで、ご職業は漫画原作者+料理人!
漫画原作者としては「大使閣下の料理人」で第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞されています。
料理人としては、ホテルやブルネイ、ベトナムの公邸料理人として働いていた経歴を持つ、ベテラン料理人でした。あえてパエリアではなく知名度の低いバレンシアの郷土料理の「Arroz al Horno」(アロス・アル・オルノ)を希望されるあたり、さすが玄人、という感じがします。
「Arroz al Horno」(アロス・アル・オルノ)はフアン・カルロスさんの奥様の得意料理でもあるのでこの日はフアン・カルロスさんと奥様が一緒に台所に立ったようです。生徒1人に先生2名と贅沢ですね。
この日のコースはレッスンB(市場での買い物なし)で、メニューは以下の通り:
- 前菜:Champiñones a la segoviana(チャンピニオネス・ア・ラ・セゴビアーナ、マッシュルームのセゴビア風)に、チーズ、生ハム、サラダ、フアン・カルロスさんのお母様手作りのオリーブ
- メイン:Arroz al Horno(アロス・アル・オルノ)
- デザート:フアン・カルロスさんの奥様手作りのBizcocho(ビスコチョ、スペイン風パウンドケーキ)とコーヒー
スペイン料理教室は11時からスタート。まずは赤ワインと生ハムをつまみつつアロス・アル・オルノの準備をします。西村さんはプロの料理人なのでスペイン独特の食材や調味料にとても興味を持ってくれたそうです。
Arroz al Horno(アロス・アル・オルノ)をオーブンに入れた後は、少し時間があったのでしばし料理談義。
前菜のChampiñones a la segoviana(セゴビア風マッシュルーム)を同じくデモンストレーション形式で調理します。
カスエラ(Cazuela)と呼ばれるスペインの土鍋を直接火に掛けて作る方法が珍しかったようです。西村さんは辛いモノがお好きだそうで、通常より鷹の爪は多めです。
そして、試食。
前菜のフアン・カルロスさんのお母様手作りのオリーブがとても気に入られたそうです。Champiñones a la segoviana(セゴビア風マッシュルーム)もソースをパンに浸して楽しんだ後はいよいよメインのArroz al Horno(アロス・アル・オルノ)の登場です。
Arroz al Horno(アロス・アル・オルノ)は見た目もインパクトがあるので、写真撮影をしてからの試食となりました。バレンシアの素朴な郷土料理ですがとても気に入って頂けたようで、「大変美味しい」とお褒めの言葉を頂きました。
最後は手作りBizcocho(ビスコチョ)とコーヒーでしめ、15時半に解散となりました。
ほぼバレンシア州でしか食べられないと断言してもいい「Arroz al Horno(アロス・アル・オルノ)」、皆さんも是非スペイン料理教室と試食のダブルで楽しんで下さい。