スペインで留学生が銀行口座を開設する方法

スペインで銀行口座開設に必要なものは?

スペインで銀行口座を開設するのに必要なのは身分証明書(パスポート)と少額の現金。

すでにTarjeta de estudiante(タルヘタ・デ・エストゥディアンテ、学生証)を持っている場合は、パスポートだけではなくそちらも持参しましょう。学校の入学許可証などもあるといいと思います。

上記以外にもスペインの居住者ではないという証明(Residencia sin permiso)を警察署にて取得してくるようにと言われることもあるようです。

留学生にお勧めのスペインの銀行は?

銀行や支店そして銀行員によって対応がまったく違ってくるスペインなので、○○銀行の××支店では絶対に口座開設が出来ます、とお勧め出来ないのが困ったところです。必要書類についてもしかり。

ただ選ぶポイントとしては下記のような吟行が良いです。

  • Santander、BBVA、Bankia、La Caixaなどの大手銀行
    スペイン各地に支店がある大手銀行を選ぶと、スペイン旅行中にも何かと便利です。
  • 街の中心地にあり、外国人がよく利用しそうな大きな支店
    外国人になれており、非居住者としての銀行口座開設も比較的スムーズです。
  • すでに留学生の友達が口座を持っている銀行
    外国人留学生(日本人留学生)をすでに受け入れたことがある銀行もスムーズに行くことが多いです。学校に留学生仲間がいたらどこで銀行口座を開設したか聞いて下さい。
  • 学校お勧めの銀行
    学校が取引のある銀行などを紹介してくれることがあります。〇〇学校の留学生ですと言うとさっと手続きが終わる事も。

お金を預けるのに手数料が必要?

さて無事パスポートのみで銀行口座を開設した後に日本人が驚くのが、口座維持費をはじめとする手数料です。

スペインで銀行口座を開設時に非居住者の学生(学生のステータスは居住ではなく滞在です)はまず銀行口座開設に口座維持費やクレジットカードの手数料をとられるのを覚悟しないといけません。

お金を預けているのになぜ手数料をとられるのか、日本人からすると本当にビックリする話ですがシステムが違うので仕方ありません。

時間がある場合は何件か銀行めぐりをして年間手数料を確認した方がいいでしょう。また、25歳以下の方は手数料が無料だったり安くなる銀行もあり、所属大学内にある銀行で口座を開くと手数料が無料の場合もあるそうです。

銀行口座開設に必要なスペイン語

スペインの銀行で必要と思われる基本的なスペイン語です。ローンなど留学生に関係ない単語は省きました。

銀行banco銀行口座cuenta / cuenta bancaria
普通口座cuenta corriente当座口座cuenta de ahorro
銀行通帳libretaクレジットカードtarjeta de crédito
ATMcajero / cajero automático銀行取引明細書extracto de cuentas
小切手cheque現金dinero / efectivo
預金depósito窓口ventanilla/ventana
現金を引き出すsacar / retirar dinero現金を入金するingresar / depositar dinero

ちなみに、「口座を開きたいです。」はスペイン語で、「Quiero abrir una cuenta, por favor.」 です。もっと丁寧な言い方もたくさんありますが、これで通じます。銀行の窓口に行き、このフレーズを言えば何が必要か教えてくれるはずです。

銀行口座の開設、携帯電話の契約などは基本的に学校では対応してくれませんがやってみれば何とかなるものです。何事も日本のようにはいかず不自由で言葉もよく通じないけどそれがスペイン留学生活です。アニモ!