起源は13世紀!バレンシアの伝統的な陶器市「Mercado de la Escuraeta」
レイナ広場の陶器市「Mercado de la Escuraeta」
スペインの中でも陶器やタイルで有名なバレンシアらしい陶器市「Mercado de la Escuraeta」(メルカド・デ・エスクラエタ)が毎年5月~6月にかけてカテドラルに面した広場Plaza de la Reina(レイナ広場)で開催されます。
陶器市は毎年コルプス・クリスティ(ラテン語でイエス・キリストの肉体)と呼ばれる宗教行事が行われる日曜日までの開催で、コルプス・クリスティはイースターから何日後の日曜日と決められているので毎年開催時期は微妙にずれます。
こちらの陶器市は13世紀辺りから続く由緒正しきもので、元々は見習い職人たちが自分の作品を認めてもらいギルド(スペイン語ではGremio)に入会させてもらえるように…と作品を売った場所だそうです。
当時は華やかな色がついたタイルや陶器ではなく、素焼きの素朴なものが売られていたようで、バレンシアの近郊の村や街からも大勢の人が陶器を買いに来たそうです。
バレンシアは昔からタイルや陶器で有名な街だったんですね。
出展ブースは20~30で、バレンシアらしい華やかな絵付けのタイルやお皿、素焼きの素朴な鍋、お土産にもなりそうな小さな陶器製の飾りやマグネット、スペインの他の地方の焼き物やタイルからモダンな作品までなんでもあります。作家さんや職人さんが直接売りに来ているので、お話もできます。
レイナ広場の陶器市
- 場所:レイナ広場(Plaça de la Reina, s/n, 46000 València, Valencia)
- 開催日:5月~6月にかけて。毎年開催日は前後します。
- オープン時間:9時~22時ですが、朝余り早いとお店は全部開いていません。またランチ時間の14時~16時あたりはお店を閉める場合が多いのでその時間は外してください。