スペイン留学中にアルバイトや仕事は出来る?
日本人留学生は仕事ができる?
留学生もアルバイトは可能です。
ただし日本人の場合は学生ビザを取得後に渡西し、「Tarjeta de Estudiante」(学生証)取得後に雇用主が見つかった場合のみ、週20時間までのアルバイトが法律で認められています。
しかしながらTarjeta de Estudianteを取得後すぐに働けるわけではなく、雇用主側は留学生を雇うためにアルバイト用の労働許可申請をし(申請にもお金がかかります、毎月Segridad Socialと呼ばれる社会を支払う義務も発生します。また、雇われる側の留学生もこの労働許可申請のためにいくつか書類の用意が必要です。
そしてこのアルバイト用の労働許可で仕事ができる期間は、Tarjeta de Estudianteの期限中なので、Tarjeta de Estudianteの期限が切れて再申請期間中は原則として仕事はできません。
スペインで日本人留学生が合法的にアルバイトをするのは困難
日本語やスペイン語の両方を使える人材が欲しい雇用主もいます。
でもアルバイトなのに労働許可を申請する必要があるとわかった途端に、「弁護士にまで頼んでそんなに時間もお金もかかるなら今回の話はなかったことに…」となる事もあります。
もしかすると、スペインの悪名高き雇用形態「Negro」(ネグロ)で働かないか、と持ちかけられるかもしれません。Negroとは、労働許可なし・契約書なし・Segridad Social(社会保険)なし現金払いです。
留学中にちょっとでもバイトして稼げたら…と言う気持ちはわかります。でもその仕事安易に受けて大丈夫ですか?
スペインは失業率が高くスペイン人の労働権利を守るため、以前よりも労働許可の申請などは難しくなっているのが現状です。
そんな状況の中で契約書なし&アルバイトの許可なしで警察に見つかった場合はスペインやEU諸国から強制退去となってもおかしくありません。まして、万が一職場で怪我や病気になっても何も保証はありません。
ということ、スペインで留学生が合法的にアルバイトや仕事をするのは、不可能ではないけれども簡単ではないというのが現実です。
勉強もして、少しお小遣いも稼げて、仕事を通してスペイン語もうまくなったらいいなぁと思う気持ちはわかりますが、仕事を受ける前にその仕事は本当に必要か、そして合法なのかよく確認が必要です。
スペイン留学中は、初めからアルバイトや仕事をしようとあてにするのではなく、留学の目的は勉強で、もし運よくご縁があったら働いて少し生活費の足しにできるかもしれない、ぐらいに考えて日本で十分な資金を貯めるのが一番です。
ちなみにスペインのお給料は日本と比べるとびっくりするほど安いので、お金を貯めるために働くなら日本の方が絶対にいいです!
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