スペイン長期留学の持ち物:郵送はせずに現地調達か手荷物で
スペインで関税の対象になる日本からの荷物
スペインへ長期留学の場合、気になるのが荷物。
飛行機の預け入れ荷物はスーツケース1個、そして手荷物。到底これでは持って行きたいものがすべて入らない、という方もたくさんいると思います。
日本からスペインに荷物を送るというオプションもありますが、ちょっと待って!
日本からスペインに送付された荷物は、かなりの確率で税関で止められ、関税をかけられます。
昔は関税の対象にならないように、内容物は「贈答品」や「古着」そして、合計金額を少なくするという方法がありましたが、ここ何年かはそういった方法をとっても関税がかけられます。
関税をかけられた場合の手続きは煩雑
スペイン在住日本人がよく利用する掲示板「スペイン探偵局」でも、日本からスペインに発送した荷物が関税をかけられた、手続きがうまくいかない、と言うようなことが何度も話題になっています。興味のある方は検索機能なのでトピックを探してみて下さい。
関税を払うと決めた場合、スペインの外国人登録番号NIE(número de identidad de extranjero、長期ビザの方は取得できます)がないと手続きができないので周りのスペイン人などに助けてもらうことになりますが、煩雑な手続きにスペイン人も嫌になってしまうことが多いようです。
また関税手続きを終えてやっと何か月後かに荷物を受け取ったけれど、その荷物はもう殆ど必要のない季節の洋服だった…と言うようなこともあります。 当サイトでは、普通の生活に関する質問などは受け付けていますが、荷物は送らないようにと初めからアドバイスしています。よって、税関で荷物が止められた際の手続きに関してはお手伝いはしていません。
荷物はスペインで現地調達か機内預け入れで!
スペインは一応EU加盟国であり、先進国の1つです。マドリードやバルセロナほどではありませんが、バレンシアでも贅沢を言わなければ大抵のものが手に入ります。
なので一番いいのはなるべく荷物を少なくして、足りないものはスペインで購入すること。
例えばスペイン・バレンシアでは革製品が安いので靴やブーツはバレンシアで購入。ZARAなども日本より安く購入できます。夏服などは、安いスペインブランドのものを買い、帰国時は処分して帰るという方法もあります。日本からスペインの郵便は特に問題がないので、留学終了後に日本への郵送も可能です。
日本食もメーカーなどにこだわりがなければ、バレンシア中心部にいくつもある中華スーパーで醤油・味噌・みりんなど基本的な調味料以外にも、めんつゆ・カレー・お好み焼きの粉・焼きそば・ラーメン・そば・ソース・マヨネーズ…など購入が可能です。最近では冷凍納豆まで売っています。
なるべくスペインで買い物はしたくないという方は、機内預け入れ荷物がスーツケース2の航空会社を探すか、あるいは、追加料金を払ってスーツケースをもう一つ預けるということもできます。一昔前に比べ、追加の預け入れ荷物は割安になっています。
時間・労力・そして郵便物の紛失というリスクを考えると、スーツケースを一つ余分に持ってくる方が安全で安くつきます。