有給は1か月!スペイン人のバカンスの過ごし方

スペイン人のバカンスってどんな感じ?

スペインでは普通の会社員であれば有給が1か月あります。

有給1か月=平日20日か土日入れて30日。中には平日で22日~25日の場合もありこれだと1年に30日以上有給があることになります。
日本では休みが少ないと言われている飲食業もしっかり1か月有給の権利があり、みなそれぞれにバカンスを楽しんでいます!!

8月はバカンスシーズン

8月はスペイン人が一番多くバカンスを取るシーズンです。

伝統的なバカンスの取り方は、8月は全部休業。それこそ会社も工場も商店も美容院もレストランもなんでもかんでも閉めてしまい街中に人が全然いない!住んでいるアパートの隣人たちもいなくなって静か…なんてことになります。

ただ最近は8月に丸ごと1か月の休暇を取らずに、7月か8月に2週間(特の8月15日辺り)、クリスマス時期に1週間、イースターに1週間と取得する人も増えました。子供がいる人は特に夏休みに合わせて長く休みを取ります。

スペイン人はバカンスに何をする?

お金がある人達は、海外旅行、スペイン内だったらバレアレス諸島(マジョルカ島メノルカ島、イビサ島、フォルメンテーラ島)、カナリア諸島、地中海沿岸や美しいスペイン北部の高級リゾート地で1ヶ月のんびりしたり、クルーズに出かけたり、自分の豪華な別荘に行ったり、ヨットで遊んだり…何でもありです。

じゃあ庶民は?

庶民のバカンスは、ビーチでひたすらのんびり&日焼けしまくるです。

バカンスに行ける=生活に余裕がある=ステータスという図式まだヨーロッパにはあるのか、みんな日焼けテラコッタ肌を目指します。

出来れば早朝からビーチでいい場所を確保→日焼け目的の日光浴→泳ぐ→日光浴→昼食(ビーチでランチも)→シエスタ(ビーチでシエスタもあり)→泳ぐ→日光浴→ビーチから引き上げて夕食→元気があれば飲みに行ったり夜遊び

簡単に書くとこんな感じの日々を延々と家族や恋人と続けます。スペイン人って欲張りな日本人と違って毎日同じ事しても、同じようなもの食べても飽きない人が多いんですよね。

スペインは庶民でもセカンドハウス(別荘)を持つのが当たり前だった時代があります。なので家族が所有する別荘に1ヶ月丸々逗留したり、旅行を1~2週間+残りはセカンドハウスでのんびり過ごす、と言うのが普通でした。セカンドハウスがない人はビーチ沿いの街に長期アパートを借りたり。最近は不動産の値段も上がってきたのでセカンドハウス購入は夢みたいですが。

ところでスペインで何もしないバカンス(ビーチやプールサイドでごろり)を楽しみたい方、6月か9月の初めがオススメです。8月に比べるとぐーっとホテルの値段が下がります。バレンシア以南なら暑いので海でもたくさん泳げるし、暑すぎないし、何より観光客やバカンス客がぐーんと減るので、本当にリラックス出来ます!

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