スペインタイル講師のバレンシア留学体験談
スペインタイルアート工房 東京教室講師、柳沢一枝さんの留学体験談
私がスペインタイルの絵付けをやりたいと思った時はまだ日本に教室がなかったので、勤めていた会社を辞めて一念発起、スペインタイルの産地であるバレンシアに長期留学しました。
スペインで生活するならまずは語学が大切、と思って最初の半年くらいは集中的にスペイン語学校に通いました。だいぶ生活に慣れて来た頃からタイル絵付けと両立するようになり、タイル絵付けのすべてのカリキュラムをバレンシアで修了しました。
スペイン語が話せるようになると現地の画材屋さんに欲しいものをきちんと注文できるし、タイル職人さんからも専門的な話が聞けるし、何より生活がとっても楽しくなります。スペイン人の気質や雰囲気も感じ取れるようになって、タイル画を描く時の色使いや図柄の選び方にも「スペインらしさ」を取り入れられるようになりました。現在は、スペインタイルアート工房東京教室で講師として働いていますが、毎年のようにスペインに足を運んでは「スペインの今」を生徒のみなさんにお伝えしています。今年の春には生徒のみなさんを引率し、一緒にタイルアートの研修旅行にも行ってきました。
この十数年でスペイン中の陶芸の町を巡ったこととがとても役立ち、そして何よりスペイン語ができてよかった!と思った瞬間でした。せっかくスペインタイル絵付けを学ぶなら、一緒に語学も学んだ方が遥かに充実した留学生活になるはずです!
スペインタイルの絵付けをバレンシアで勉強し、現在は東京でスペインタイル講師として活躍する柳沢一枝さんの留学体験談でした。
アンダルシア地方で盛んなフラメンコ留学と同様に、スペインタイルの教室に通うだけでは長期滞在は出来ません。3ヶ月以上の長期留学を予定している方は、スペイン語学校に申し込みをし、学生ビザを取得した後、スペイン語とスペインタイルを両方学ぶのが一般的で一番簡単な方法です。