私の留学体験記その4:語学学校の先生やスタッフ

バレンシアで語学学校に通い始める

語学学校の初日は同居人のR君に学校まで送ってもらい、授業の前にこの日に語学学校をスタートするほかの学生と一緒にレベルテストを受けて初級コースからスタートとなりました。
初心者コースじゃなくて、初級コースだったので日本で少しだけ勉強したスペイン語、無駄ではなかったようです。

ネットで情報検索など出来ない時代に学校所在地、料金、入学資料請求時の対応だけで決めた学校は…そうですね、一生の友達にも出会えたし、最高のクラスメート達だったけれどクセのある先生が多かったです笑。今はもう閉校しています。

悪い学校ではないけれど、これがスペインで公立学校(EOI)、大学コース、私立学校4校に通った私の正直な感想です。

喧嘩したけれどその後仲良くなった先生

月曜日~金曜日まで毎日4クラス受講し、各クラスは文法、ボキャブラリー、会話、みたいな感じでそれぞれ担当の先生がいました。

初めの1ヶ月は毎日4クラスの授業後、プライベートクラスも1時間だけ取っていたんですが、プライベートクラスの先生と喧嘩することもしばしば。だって私のスペイン語が理解できなかったり、日本の習慣や文化が少しでも彼女にとって「変なこと」と感じると、顔をしかめるんです。

異文化にオープンでない、スペイン語の先生ってどういうこと? って若かった私(&我の強い私)は頭に来ちゃって。喧嘩した分この先生とは仲良くなったけど、普通こんな事はあり得えません。私は言われたら言い返すタイプの人間ですが、スペイン語がうまく話せず悔しい思いもしました。(こういう事が起きた時はすぐに学校スタッフか留学エージェントに相談して下さい。プライベートレッスンなら先生と話して授業の仕方を変えてくれたり、先生を変えてくれるのが普通です。)

ちなみに、普通にバレンシアで生活していてスペイン語が下手だからって嫌な顔されたことなど一度もありません。この先生ちょっと特別でしたね。

大好きだった文法の神JJ先生

でももちろん嫌な思い出ばかりじゃないんですよ。好きな先生もいました。

文法担当のJJ先生は、一生懸命勉強する生徒には本当に親身になってくれて、彼の授業のノートは今でも私の宝物です。彼は何を聞いても即座に分かりやすく答えてくれました。会話とアクティビティ担当のC先生も明るくておおらかで大好きでした。

キッチンがあるスペイン語学校

語学学校には台所が設備されていて、週に1回スペイン風オムレツやパエリアがサングリアと共にふるまわれ、お料理教室があったりと食いしん坊の私はいつも楽しみにしていました。

お料理を担当してくれたのは、秘書の女性。まさにスペインの優しいお母さんといった感じで、料理もとっても上手でした。もう1人秘書の人がいましたがこの2人とも余りTarjeta de Estudianteの手続きに詳しくなく、学生が自分たちで解決しなければいけないのがネットのない時代は結構つらかったです!

語学学校で大事なのは

留学すれば、スペインで生活をしていればそのうちスペイン語は上手になるというのは余程語学の天才でもないかぎり幻想です。留学初めの3ヶ月しっかり信頼のおける語学学校で勉強すると、日常生活には困らなくなるし、スペイン人と意思の疎通ができはじめます。行動範囲も広くなるし、基礎が固まったあとはスペイン語上達度も早くなります。

日本人は会話やディベートの授業で発言するのが苦手…という人もいます。でもスペイン語が上手に話せないから語学学校にいるんだ、外国人だから話すときに間違っても良いんだと、リラックスしてのぞんで見てください。たくさん間違えて先生にどんどん訂正してもらいましょう。

頑張って勉強した分は絶対に無駄になりません。でもスペイン語の上達度は個人差があるので、周りのヨーロッパ系留学生と自分を比べて焦らず、自分のペースで勉強を続けてみてください。

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